まもなく3月を迎えます。
たくさんの生徒達を受け入れてレッスンしてきました。
ピアノのレッスンが始まると以外に多くの細かいステップがあり、特に習いたての子供たちはその多さに戸惑いを感じます。
音読み、リズム、指使い、両手奏etc見た目では簡単そうにピアノを弾いてそうなのに、覚えることも多くあり、「面白くない」「練習がめんどくさい」「上手にならない」など頭によぎり結果途中で諦めてしまいます。
それは挫折ということなんだ!と思うのはずっと先になってから。
でも今なら私は思うのです。その挫折をたくさん繰り返しながら上達していくんだと。そして大人になってやっと分かるのです。挫折をたくさん経験した人ほど、良い演奏をし良い技術を身につけると。
それはピアノだけではなく、全て事に通じるとようやく分かるのです。
もうそれがわかる時は随分大人になってたくさん吸収できる年齢から遠ざかっている自分にも気づくのです。
なので自分が指導する側になり子供たちにもその挫折は無駄ではなく、挫折を味わった分、自分に何か与えてくれるとピアノを通して伝えたい。と常に思い指導しています。
私も挫折を多く経験したから、出会えなかったかもしれない方と会う事ができ、音楽を指導する事ができ、自分にプラスになって戻って来ている事を実感しています。
共感したい出来ない気持ちや挫折の心。
伝えたい。挫折や諦めたい気持ちが無駄にならない事を。